珍島犬アロンの矜持

久しぶりに韓国の李重煕画伯とカカオトークで話をした。 こちらから小金井公園の夜の梅園の写真を送ったところ電話が来たのだ。 🔶小金井公園梅林夜景(3月13日撮影) 梅の花は夜によく香る。これを暗香という。暗いところでは臭覚が敏感になるのかはわからないが、古来東洋には「暗香(あんこう)」という言葉がある。 昔の詩人たちが詩中に用いたようだが、私は韓国東国大学の美大学長だった宋栄邦…

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国立新ダミアン・ハースト「桜」

国立新美術館でイギリスの代表的な現代美術家ダミアン・ハーストの桜の絵画による企画展が開催されています。会場内写真を掲載します。 2022年3月2日(水)~5月23日(月)毎週火曜日休館 ※ただし5月3日(火・祝)は開館 紹介文の最後の部分を引用します。 国内で初めてのハーストの大規模な個展が巡回します。本展覧会のために、107点から成る〈桜〉のシリーズから作家自身が…

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「民藝の100年」東京国立近代美術館

柳宗悦没後60年記念展 民藝の100年(100 Years of Mingei: The Folk Crafts Movement)と題した企画展が東京国立近代美術館で開催されています。(2021年10月26日~2022年2月23日) 柳宗悦の没後60年に開催される本展覧会は、各地の民藝のコレクションから選りすぐった陶磁器、染織、木工、蓑、ざるなどの暮らしの道具類や大津絵といった民画のコレクシ…

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ルイ・ヴィトン大阪「リヒターABSTRAKT展」

2021年11月19日(金)から2022年4月17日(日)の期間中、エスパス ルイ・ヴィトン大阪で、ドイツ人アーティスト、ゲルハルト・リヒターによる「Abstrakt」展を開催しています。 東京近美「ゲルハルト・リヒター展」 12月11日夕刻に訪ねました。秀逸な展覧会です。メインホールは大作を中心とした8点の展示でしたが、リヒターの魅力を十分堪能できます。すべてルイ・ヴィトンの所蔵作品と…

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美術評論「朴芳永-コリアンプリミティブ」

●プロローグ―はじまりの美術 約1万8千年前のラスコーやアルタミラの洞窟壁画は、観る者の心に新鮮な感動を呼び起こす。この洞窟壁画は、それを描いた後期旧石器時代のクロマニヨン人たちが高い知性と技術を持っていたことを証明している。それだけでない。芸術というものの本質は何なのかという問いを現代人に突き付けてくる。洞窟の壁に生き生きと描かれた動物たちは、原初のエネルギーに満ちあふれてい…

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美術評論「朴芳永」序章

●文人画とソンビ 朝鮮時代の韓国で在野の学者のことをソンビと言う。ゾンビではない。 ウィキペディアによれば「ソンビとは、学識が優れて礼節があって義理と原則を守って権力と富裕栄華を貪らない高潔な人柄を持った人に対する両班層の理想像を指す用語」とある。 儒教をはじめ政治・宗教・藝術などのあらゆる知識や教養に通じていて、物事の本質を見極める眼いわゆる慧眼の持ち主である。 か…

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「イスラエル博物館所蔵展」撮影(三菱一号館)

三菱一号館美術館で開催されている「イスラエル博物館所蔵 印象派・光の系譜-モネ、ルノワール、ゴッホ、ゴーガン」(2021年10月15日~2022年1月16日)は、撮影可能なコーナーを設けている。先日観覧した折りに自分のスマホで撮った画像をここに掲載する。 バルビゾン派から印象派、後期印象派、イスラエル博物館所蔵の中からそのあたりの作家の作品を網羅した展覧会だ。 まず、始め…

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イサム・ノグチ 発見の道 追想

「イサム・ノグチ 発見の道」東京都美術館(2021.4/24~8/29)の展示が終わった。 私が観に行ったときは既にもう終わろうとする頃で、入場してみて驚いたのは若い女性の姿が多いことだった。 その理由が分かったというか、おそらくそうなのだろうと思ったのは、録画していた日曜美術館をつい最近見てのことだ。そこではゲストコメンテーターとして登場していたサカナクションの山口一郎が、自分…

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